男性不妊
不妊の原因は、各医療機関の取り扱う患者さんによって男女の割合が異なりますが、男性側、女性側で一対二ずつとみなすところがほとんどです。
男性不妊の原因を探る検査には数種類あります。基本的な検査で、比較的手軽にできるのが精液検査です。3~5日ほど禁欲し、マスターベーションにより精液を採取後、顕微鏡で粘液の量、精子の数、運動率、奇形率、直進運動性などを検査します。
この精液検査で問題がある場合は、無精子症(精液中に精子をまったく認めない場合)、乏精子症(精子濃度が2000万/ml未満の場合)、奇形精子症(正常形態精子が15%未満の場合)、精子無力症(前進運動精子数が50%以下の場合)に分類されます。
症状によっては、白血球数や細菌の有無などを観察する「尿道分泌液・前立腺液の検査」、一般精液検査で間題があったときに行われる特殊検査の「精子機能検査」、「各種ホルモン検査」と「負荷テスト」、「射趾「依検査」、精子形成にかかわる遺伝子を調べる「Y染色体微小欠失」、超音波、精管に造影剤を注入してX線撮影をする「精管造影」、精巣の細胞を採取し、精液中の精子の有無を観察する「精巣生検」などの検査へと進んでいきます。
男性側の不妊原因は大きく分けて、
- 精巣での精子形成障害
- 精子輸送路の閉鎖
- 精子機能障害
- 射精障害(逆行性射精を含む)または勃起障害(ED)
となります。
精巣での精子形成障害
男性不妊の主な原因は精子形成障害です。精子がっくられる機能に障害があることをいい、男性不妊の約九割を占めています。その、精子形成障害のなかで最も多いのが、クラインフェルター症候群、停留睾丸、精索静脈瘤、ムンプス精巣炎、精巣捻転川、高プロラクチン血症です。
精子輸送路の閉鎖
精子輸送路の閉鎖とは、精子の通り道に障害があることをいいます。この障害には先天的要因と後天的要因があります。先天性要因は、精管欠損症と副性器の異常があげられます。後天的要因は、精巣上体炎による閉鎖、前立腺炎、鼠径ヘルニア(股のつけ根から内臓が脱出し腫瘤が現れる病気=脱腸)の術後、精管切断術後などです。
精子機能障害は、抗精子抗体などの免疫(細菌やウイルスなどの病原体を打ち負かす働き)の異常により、精子の運動性や受精能力が低下することをいいます。炎症を起こしている場合は抗菌剤の服用を行いますが、免疫学的障害がある場合は現在のところ治療方法が見つかっていません。
射精障害または勃起障害
射精障害は、性交のとき膣内に射精ができない状態をいいます。
射精障害のなかでも逆行性射精は、精液が膀胱へと向かって逆流する障害です。
勃起障害は、心理的要因によって性交ができない場合と、陰茎の支配神経や血管、組織などの障害や内分泌機能障害により性交可能な勃起状態が得られない場合の2つがあります。
- 最初に受ける不妊治療~タイミング指導
タイミング指導とは、医療機関で排卵日をより正確に予測し、それに合わせて性交渉を持つというものです。精子はセックスによって膣内に放出されるため、タイミング指導は不妊治療のなかでも最も自然に近いものとなっています。 - 男性不妊
男性不妊の原因を探る検査には数種類あります。基本的な検査で、比較的手軽にできるのが精液検査です。3~5日ほど禁欲し、マスターベーションにより精液を採取後、顕微鏡で粘液の量、精子の数、運動率、奇形率、直進運動性などを検査します。 - 機能性不妊
機能性不妊とは、簡単にいえば原因不明の不妊のことをいいます。 - 頸管因子
頚管因子には、子宮頸管粘液不全と抗精子抗体(精子免疫異常)があります。頸管とは、子宮の入り口で膣と子宮腔をつなぐ部分のことをいいます。 - 着床障害
卵子が育ち、きちんと排卵して受精した場合、その受精卵は細胞分裂をくり返しながら卵管を通って子宮内膜へと定着(着床)します。しかし、子宮になんらかの異常や間題がある場合、受精卵が最終的に着床できず、着床障害と診断されます。 - 卵管性不妊の主な検査法
卵管性不妊の主な検査法は、卵管通水・通気、卵管造影、そして腹腔鏡検査があります。 - 卵管性不妊の最も多い原因はクラミジア
卵管性不妊を引き起こす原因で最も多いのは、クラミジアによる感染症(性感染症)です。 - 卵管性不妊
卵管とは、精子の通り道であり、卵巣から放出された卵子を取り込み、そこで受精した受精卵を子宮へと運ぶ細い管のことです。子宮の左右両側にあり、全長は7~12センチで、内腔は1ミリ前後しかありません。 - 排卵障害とは
排卵障害とは、排卵するまでの過程に異常があることで、卵胞が育だない、また、育ってもうまく排卵できないことをいいます。 - 子宮内膜症の診断法と治療法
子宮内膜症の診断方法としては、内診、血液検査、超音波、MRI(磁気共鳴画像)、CT(コンピュータ断層撮影)などで、子宮や卵巣に腫れがないかどうかを調べることから始まります。 - 不妊症の主な原因とは
不妊症の原因は、一つの因子より複数の因子を同時に抱える人のほうが多く、また、原因不明のまま治療を受けている人も数多くいます。 - 不妊治療の検査内容
初診時も含めて、不眠治療を開始するにあたって行う検査を紹介しましょう。 - 初めての不妊治療
初めて訪れる医療機関は不安になるものです。とくに、不妊治療専門の医療機関や婦人科などの受診は、なおさらなのではないでしょうか。しかし、事前に診療内容を知っておけば、そのような不安も払拭できます。ここでは、まず不妊治療の初診の流れを説明しましょう。