頸管因子

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頚管因子には、子宮頸管粘液不全と抗精子抗体(精子免疫異常)があります。頸管とは、子宮の入り口で膣と子宮腔をつなぐ部分のことをいいます。通常、膣内は細菌の侵入を防ぐために酸性に保たれていますが、排卵期に卵白のようにプルンとした粘りけのある子宮頚管粘液(おりもの)が分泌され、アルカリ性へと変化します。この粘液には、精子の運動を促し、通りやすくする作用もあります。

子宮頸管粘液不全

子宮頚管粘液の分泌がふじゅうぶんだと、受精がなかなかできず、妊娠しにくくなります。この状態が子宮頚管粘液不全です。排卵誘発剤のクェン酸クロミフェン製剤を長期間服用した場合や、子宮頚管に炎症がある人に多い症状です。

抗精子抗体

女性の体が精子を異物だと判断し、抗体(病原体などの異物が体内に侵入したときに、これを撃退する物質)をつくる物質のことをいいます。抗精子抗体が女性側にあると、精子の運動を止めてしまいます。

また、精子や子宮頚管粘液に異常がないにもかかわらず、精子が頚管粘液内を通過できない場合があります。これを精子‐頚管粘液不適合といい、フーナーテストを行います。

フーナーテストとは、排卵目前の子宮頚管粘液が出ているときに性行渉を行い、4~12時間以内に子宮頚管粘液を採って、精子の状態を観察する検査です。フーナーテストの結果、ほとんどが不動精子(動かない精子)、もしくは不動精子のみ確認できた場合は、抗精子抗体検査へと進みます。

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